費用の科目はこう決めよう。自分(経営者)が見やすく、分かりやすくが一番。

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費用の勘定科目を決める時に、
どの科目がいいか悩んでいませんか?

お客様から質問をいただくこともありますし、
私も事務所に入った当初は、先輩に質問していました。

費用なのか資産なのか?

販管費なのか特別損失なのか?

という論点は今日は置いておいて、
販管費の勘定科目について
考えてみましょう。

Contents

勘定科目は分かりやすいのが一番

勘定科目は分かりやすい科目にするのがおススメです。

会計ソフトを使っていると、
決められた定型の科目がすでに設定させています。

これは一般的な科目が設定されているだけなので、
無理矢理このどれかを選ばないといけないわけではありません。

例えば、会計事務所への顧問料の場合、

元々設定のある科目ですと、
『支払手数料』や『雑費』になりますが、
『支払報酬』や『会計事務所手数料』など

自分で科目を作っても全く問題ありません。

他にも、営業の方の交通費を通常の『交通費』とするのではなく、
『営業交通費』や『出張交通費』などにして、
分かりやすくする方法もあります。

注目して見たい項目は、
このように科目を分けて、わかりやすい名称にしておくと
毎月の数字を見る時に便利です。

コロコロ変えるのはやめましょう

いくら分かりやすい名称ならなんでもいいといっても、
科目をコロコロ変えてしまうと、
過去と比較したり、月平均の金額を見たりする時にわかりにくくなります。

例えば、「車検の費用」を

前年は、『修繕費』、

今年は、『雑費』、

というように変えてしまうと、前年と今年を比較した時に、
あれ「修繕費」がなんか減ったけどなんだっけ?
となったりします。

ただ、これからわかりやすい科目に変えようとする時は、
やはり2年間を比較すると、差が出てきてしまいます。

変更の年はしょうがないことですので、
Excelなどに比較の資料を落としてから、
前年の分を今年の科目に変えたりして対応すれば、
比較する時には影響はありません。

明らかにおかしい科目はやめましょう

例えば、会社の事務机を買った場合、
本来は『消耗品費』などになりますが、

これを

『給与』とか

『リース料』とか、

明らかに違う科目にしてしまうことは、なんの意味もないことですし、
そもそも机を買って、給与とすると、実態とは違うもの(分かりにくいもの)です。

これは決算書を見る人に誤解を与えるような行為になりますのでやめましょう。

最後に

勘定科目の名称を分かりやすいものにすることで、

毎月見る試算表の数字も掴みやすくなります。

販管費(経費)の定型の科目にこだわらずに、

分かりやすい科目を設定してみましょう。

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【きょうのひとこと日記】
2月決算もスムーズに終わったので、3月決算へ。
以前から気になっていた家具屋さんへ。
素敵なものがいっぱいで色々欲しくなってきます。
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