税務調査の流れってどうなの?(簡単編)

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税務調査はどんな流れで行われているのでしょうか?

初めて税務調査を受ける方は何もないと思っていても
ドキドキするかもしれません。

今日は税務調査の流れを細かい法令などは抜きにして
確認してみましょう。

少しでも税務調査の流れを知ってそのドキドキを和らげましょう。

税務調査の連絡は電話で

現在の税務調査は通常※は
税務調査が入る前に
税務署から事前に担当の税理士事務所※に連絡が入ります。

(※通常はというのは、現金商売などの会社などで事前連絡なしでないと
調査に支障をきたすような場合は事前連絡がなかったりします。)

(※担当の税理士事務所というのは、法人税などの申告書を提出する際に
一緒に提出する税務代理権限証書を提出した税理士事務所になります)

税務署の人
『○月〇日に○○株式会社に税務調査に入りたいのですが』

という感じの連絡が入ります。
担当の税理士がこれに対応し、
日程の調整を行うことになります。

税務署の調査担当者の方から連絡を受けた日程で
必ずしも調査を受けなければならないというわけではありません。

会社側にも都合がありますので、
そこは理由を伝えれば日程の調整には応じてくれます。

日程が決まりましたら、税務署の方から正式な調査の連絡になります。

何税(法人税とか)の調査なのか、
調査の対象期間はいつからいつの分なのか、

などを電話で伝えてくれます。

調査の日数は会社の規模によりまちまちですが、
1日の会社もあれば、5日間や1ヶ月ということもあります。

調査官の人数もまちまちです。
1人の時もあれば、10人くらい来るときもあります。

日数も人数も会社の規模が大きくなるほど増えていきます。

調査当日の流れは?

税務調査は通常
朝10時からはじまり、16時~16時半くらいまでになります。

2日間の調査の場合、流れとしてはこんな感じです。

【1日目】
10:00 調査官到着

10:00~12:00 会社の概要の説明(早く終われば資料確認)

12:00~13:00 お昼休憩

13:00~16:00 資料を確認したり、質問したり。

16:00~16:30 調査終了

【2日目】
10:00 調査官到着

10:00~12:00 資料を確認したり、質問したり。

12:00~13:00 お昼休憩

13:00~16:00 資料を確認したり、質問したり。

16:00~16:30 調査でのまとめを社長と担当税理士などに報告。

とこんな流れになります。

調査の結果は最終日におおむね話が出ますが、
最終的には書面により結果がきちんと明記されたものが送られてきます。

最後に

今回は、税務調査の流れの表面的な部分の説明になります。
税務調査の手続きは国税通則法に記載があります。

税務調査は慣れない方だと最初はドキドキしてしまうかもしれません。
しかしやましいことがなければドキドキする必要もありませんし
怖がる必要もありません。

私も1番最初に受けた税務調査の時(10年以上前)は
少しドキドキしましたが、
今では1年で10回以上調査に立ち会ったこともありましたので
特にドキドキすることもありません。

また何か税務調査で指摘があっても
こちら側から法令の根拠に基づく資料を提出して
処理の妥当性を伝えれば問題はありません。

しかし

「過去にこうしてたから」「過去の税務調査で指摘がなかったから」

は、まったく根拠になりません。

常に月次の段階で迷うことがあれば、法令の根拠をきちんと調べ
処理を進めていけば、特に問題になることはありません。
そのあたりは担当の税理士に相談すればきちんとした判断を
してくれると思いますので、すぐに専門家に聞いてみましょう。

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【きょうのひとこと日記】
税務調査も特に問題になる点もなく終了しましたが
少し体調が悪いのが治りませんので、今日は早く寝ます。
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